絶対NG!髪や頭皮は濡れたまま放置しないで

髪や頭皮は意外に繊細で、ケア方法をあやまるとすぐに不具合が生じてきます。

 

ボディのスキンケアは日頃から念入りにしている人でも、頭皮や髪のケアはあまり意識していないという人も多いかもしれません。

 

本章では入浴や洗髪などで髪や頭皮を濡れたままにするとなぜ良くないのか、適切なケア方法と一緒に確認していきます。

 

 

■濡れた髪を放置するとどうなる?

 

まずは髪の毛が濡れたまま放置した場合の影響について見ていきます。

 

洗髪後の髪は当然濡れた状態ですが、この状態ではキューティクルが開きやすく、髪のダメージにつながります。

 

せっかくトリートメントでケアしても、剥がれたキューティクルから成分が出てしまい効果を失ってしまいます。

 

自然乾燥は特に良くないもので、髪がゴワついてバサバサになり見た目も悪くなってしまうので絶対に避けなければなりません。

 

濡れた状態による髪へのダメージは比較的早く発現するので、雨に濡れてしまったようなケースでもできるだけ早く乾かすように努めてください。

 

 

■濡れた頭皮を放置するとどうなる?

 

同じく洗髪後に濡れた状態のままでいると頭皮にも悪い影響が出ます。

 

まずは雑菌が繁殖して臭いを発生させますから、自分だけでなく周囲へも影響します。

 

エレベーターなど閉塞した空間では臭いが伝わりやすいので、少し臭うだけでも印象が悪くなってしまうでしょう。

 

頭皮環境の悪化にもつながるので、場合によっては抜け毛の増加や薄毛の原因になることもあります。

 

雑菌の繁殖から頭皮に炎症を起こし、毛根にダメージが蓄積すると薄毛の危険が高まります。

 

せっかく洗髪して衛生を確保しても、洗髪後に頭皮を乾かさないとかえって頭皮環境を悪くしてしまうことになるので要注意です。

 

 

■洗髪後の正しいケアの方法は?

 

では洗髪後を想定して、正しい髪と頭皮の乾かし方を見ていきます。

 

@タオルドライは二枚使うのがベスト

 

髪の湿気をタオルに移動させるのがタオルドライの目的ですが、ただゴシゴシ擦るやり方は髪のダメージにつながるのでNGです。

 

優しく包み込むように行うのが正しいやり方ですが、できれば二枚のタオルを使って挟むように行うと、ダメージを避けながら効率よく湿気を移動させることができます。

 

Aドライヤーは髪の根元を乾かす要領で

 

タオルドライの後はドライヤーで髪と頭皮を乾かしていきますが、その際は髪の毛先でなく根元に風をあてるようにしましょう。

 

髪の根元は湿気が抜けにくいので、ここを狙って風をあてていきます。

 

そうすれば特に意識しなくても毛先側にも風があたるので、自然に乾かすことができます。

 

髪の根元にドライヤーをかける際は、反対側の手の指で髪をかき上げ、できるだけ空間を作って風の通り道を確保します。

 

よくかき上げた髪をそのままワシャワシャと動かしてしまう人がいますが、これではせっかくタオルドライで優しくしてあげても台無しになります。

 

髪を動かすのではなく、ドライヤーの方を小刻みに動かして熱風の影響を分散するようにしてください。

 

Bドライヤーの温度の切り替え

 

基本は温風でドライヤーをかけますが、毛量が多い人は乾くまで時間がかかるので熱のダメージが気になります。

 

乾くまで時間がかかる人は、少し面倒ですが温風と冷風を交互に切り替えながらドライヤーをかけると熱によるダメージを避けることができます。

 

男性や髪の短い女性などそれほど時間がかからない場合は温風のみで行っても結構ですが、大方乾いたところで最後にはやはり冷風で仕上げるようにするのがベストです。

 

冷風をかけてあげると髪のキューティクルが閉じてくれるので、より綺麗な髪に仕上げることができます。