髪の悩み<パサつき乾燥編>
髪質が変化すると、髪の毛のパサつきは特に気になります。そこで今回は、パサパサになってしまう原因と解決法、髪の毛がパサパサにならないケア法をお伝えしていきます
髪の毛がパサパサになってしまう原因は?
乾燥による髪の毛内部の水分不足によるものです。
髪の毛もお肌と同じで、水分が無くなってくるとパサパサの質感になってしまいます。髪の毛自体も軽くなってしまい、静電気が起きる原因にもなります。乾燥の目安はクシを通したときに静電気が起き髪の毛が広がってしまったらかなりの乾燥状態です。その場合は再度、髪を濡らすのが一番いい解決方法です。
カラーリングやパーマの繰り返しによるダメージ
カラーリングやパーマを繰り返しかけていると、キューティクルの剥がれや髪の毛内部のたんぱく質の流出などにより、髪の毛がパサパサになってしまいます。
特に注意してもらいたいのが、薬局等で買えるホームカラーです。手軽に買える分便利なのですが、誰が染めてもある程度綺麗に染まるように強めの薬剤の場合が多いです。根元のリタッチなど塗り分けは自分だと難しく、毛先に余計な薬剤がついてしまうとパサパサの原因になります。
過度な温度のストレートアイロン・カールアイロン
朝のスタイリング時にストレートアイロン・カールアイロンを使う方も多いと思われます。高い温度で長時間当てると髪がタンパク変性を起こして焦げた状態になります。こうなると絶対に元には戻らないので注意が必要です。
タンパク変性とは?
わかりやすく説明すると、生卵がゆで卵になる過程でタンパクが変形していきます。そして、ゆで卵は2度と生卵に戻すことはできません。これがタンパク変性です。
パサパサになってしまった髪の毛をケアする方法
シャンプーを変える
洗浄力の強いシャンプーを使っている、このようなシャンプーはアルコール系のシャンプーなのでスッキリと洗い上げてはくれますが、本来必要な油分・水分まで取ってしまいます。可能であれば石鹸またはベビーシャンプーをオススメします。
トリートメントの選び方
パサパサになってしまった髪の毛は、内部補修と水分と油分のバランスの取れたトリートメントがおすすめです。髪の毛の表面のコーティングだけではなく、内側の水分とキューティクルの間の栄養補給も重要です。
ドライヤー前後の洗い流さないトリートメント
ドライヤーの前は内側に水分を閉じ込めるようなオイルタイプのトリートメントをつけます。ドライヤーの後はクリームタイプのトリートメントで表面を保護します。
この時に注意してもらいたいのが、オイルタイプのトリートメントは毛先のみにつけて下さい。根元につけてしまうとベタベタになってしまいます。毛先のパサパサが気になるところだけつけましょう。
乾かし方・ドライヤーの当て方
髪の毛の乾かしすぎはパサパサになる一つの原因になります。
ドライヤーも髪の毛に近づけすぎないようにして、ドライヤーの風が出てくるところは80〜90℃近くと高温になっているため、注意が必要です。毛先がパサパサにならないように、頭皮と髪の毛の根元を中心に乾かし、毛先は全体が8割くらい乾いてから乾かし始めて下さい。自然乾燥もパサパサの原因となります。濡れた髪の毛はキューティクルが開いた状態です。そのままにしておくと髪の毛内部の水分はどんどん抜けていきます。キューティクルは熱を与えると締まる性質があるので、濡れたまま放置せずになるべく早く乾かしましょう。さらに、温風を当てた後に冷風を当てるとキューティクルがさらに締まり、髪の毛に艶が出ます。
毛先をカットする
カットをすると毛先の収まりは良くなりパサパサ感は無くなります。のばしかけの方でも月に一度の1cm程カットをする事をお勧めします。
スタイリング時のストレートアイロン・カールアイロンの温度を下げる
熱を当てるとキューティクルが整い、艶が出て、くせも伸びるのでとても便利なのですが、温度には気をつけて下さい。
まとめ
これまでに説明させて頂いた主な原因に関しては、人為的なものがほとんどです。少し意識するだけでパサつきが気にならなくなるので是非、試してみて下さい。